11月13日(木)晴 |
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田子駅は旧道に面しているが、少し歩くとすぐ国道に出て、短い富山トンネルをくぐる。
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しばらく国道歩きが続くが、海側はとても眺めがよい。
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田並の集落から田並橋を渡り、すぐ右手の薄暗い石段を登る。途中コンクリートの階段に変わるが、いずれにしろ登りつめると広い田園地帯が広がる。
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ここは大辺路の道標が全くないので、どう行けばよいのかわからない。運良く作業をしている人が2人いて道を尋ねる。有田に下る手前に大辺路展望所と書いたところがあって、有田の港を見下ろすことができる。
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逢坂山トンネル手前、徳本上人名号碑から左手にある貝岡道標の横を通ってトンネルの上に上がる。
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このあたりも道標がなく、立派な車道に突き当たるがどちらへ歩けばよいか分からない。とりあえず右に歩き、途中で出会ったトラックに道を聞く。この先は行き止まりなので逆に行けと言われる。
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トンネル出口で国道と合流するとすぐに串本海中公園があり、この当たりも岩礁が広がって海がきれいだ。
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高浜トンネルは海側に洞門があると書いてあるが、海側に行く道がない。トンネルをくぐってから海側に行くと踏み跡があって大きな洞門がある。
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旧道で二色の集落を過ぎた後、国道合流点の曲がり角に「トルコのお守り」と書いた緑地がある。
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向袋バス停の先からシギ野川の谷に入る。
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シギ野川の橋には、この先まっすぐ姫、橋杭岩と書いてあるので安心する。
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川沿いなのでかなり登るのかと思ったが、ほぼ平地ののどかな道が続く。
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後から来た軽トラックにこの道でよいのかどうか訪ねると、「歩くとまだ1時間半はくかかる」と言われ、もう3時半のことだし、途中まで荷台に載せてもらう。やがて大辺路展望所の道標があり、この急坂を登ると橋杭岩とその先に串本大橋が見える。
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ここから少し下ると国道に合流し、合流点にお地蔵さんが祀られている。
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姫の駅に向かう途中、熊野古道・大辺路刈払隊と書いた軽自動車が止まっている。写真を撮っていると、持ち主が出てきてしばらく話を聞かせてもらう。現在国道筋を歩いているところも、今後新たに大辺路が見つかって歩くところが変わるかもしれない。
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