八溝山(茨城、福島)

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2009.10.13
単独
10.13 日輪寺入口9:50−10:30金性水−11:05銀性水−11:10八溝嶺神社−11:15頂上三角点−11:45日輪寺−12:05わさび田−12:15日輪寺入口

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10月13日(火)晴
八溝山は茨城県の最高峰である。車で上まで行けるが、歩くのによいコースがあるので歩いてみた。林道の入口に鳥居が立っており、鳥居をくぐるとすぐのところに祠や八溝山道と書いた石碑が立っている。昔は皆ここから歩いて登ったのだろう。舗装された林道を車で登っていくと左側に駐車場がある。ここが日輪寺入口だ。
八溝林道入口 駐車場
 
歩き始めるとすぐに各名水の概略位置を示した八溝山の案内図が立っている。林道に沿って100mも歩かないうちに右へ入る道があり、割に平坦な歩道だが、少し歩くと直進すれば金性水、階段を上がれば妙見菩薩と書いた道標がある。今日は全く急がないので、まず妙見菩薩に寄ってみる。大きな岩の手前に祠があり、中には菩薩像も何もないが、これが妙見菩薩なのだろう。元の道に戻って少し歩くと金性水。水がちょろちょろ出ているだけだが、横には金性水、鉄水、龍毛水、白毛水、銀性水の五水が水戸光圀公の命名であり、環境庁の名水百選に選ばれたことなど記した説明版が立っている。カップを出して飲んでみたが、ごく普通の水である。
妙見菩薩 金性水
 
続いて、東屋のように屋根のある鉄水があったが、ここは水が出ていなかった。この先に道標があり、右へ進むと龍毛水、左を登ると白毛水の道標が立っているが、どちらが八溝山の登り道かは書いてない。とりあえずまず右の龍毛水に行ってみた。名水がたまれば小さな水たまりができるところのパイプからは水が出ておらず、右手上のほうにあるパイプからわずかに水がたれていた。
鉄水 龍毛水
 
道は龍毛水で行き止まりなので道標まで引き返し、階段状の道を登っていくと林道に出る。林道を少し左に歩いて下ったところが白毛水で、ここはよく水が出ていた。この水も飲んでみたが、もちろん金性水と変わらない。林道を横切ってからある銀性水も涸れており、五水のうちまともに水が出ているのは金性水と白毛水の二水だけだった。これが名水百選とは少しさびしい。
白毛水 銀性水
 
さらに林道に出ると向かい側に鳥居が立っていて、その上には神社の建物が見える。もう頂上だ。
鳥居が現れる 八溝嶺神社
 
神社の横には霊峰八溝山と書かれた大きな石碑が立っているが、すぐ横には天守閣の形をした大きな展望台が立っている。無視して三角点に行ってみるが、やはり目に入るのはこの大きな展望台。せっかくの霊峰もこの展望台でぶち壊されている。確かに木に囲まれて頂上から何も見えないが、こんなセンスのない展望台にまで登ってみようとは思わない。
頂上三角点 天守閣のような展望台
 
登ってきたのと同じ道を下りにかかる。八溝山の自然林が広がり、森林浴と思えばいいコースである。しかし途中の分岐点から日輪寺に下る道は、通る人が少ないのか手入れをする人がいないのか、完全に道が笹に覆われて雨上がりなどはズボンがびちゃびちゃになるだろう。
八溝山の自然林 笹に覆われた歩道
 
まもなく坂東33観音霊場の第21番札所である日輪寺の赤い屋根が見えてくる。日輪寺にお参りした後の歩道が分からない。何も案内がないのでとりあえず下の駐車場に下り、さらに一段下にトイレがあるところまで下ると、斜めに下る道がある。入ってみると杉並木の参道で、これで間違いはない。
日輪寺 日輪寺参道
 
杉並木の道を下っていくと、「沢の清冽な水を利用してわさびの栽培が行われている」と説明板に書いてあったわさび田が出てくる。しかしどう見ても、これは今はもう放棄されて誰も手入れをしていないような感じだ。このわさび田を過ぎると道は少し登りになり、これを登ると下に駐車場が見えてくる。
わさび田 最後の上り坂
 

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