竜神山・三星山(和歌山)


(りゅうぜんさん・みつぼしやま)

map

2009.11.08
単独
11.08 佐向谷登山口8:30−9:45竜神社−10:55竜星のコル−12:00三星山12:25−12:55西岡のコル−13:40佐向谷登山口

写真枠に×が出て写真が出ないときは再読み込みして下さい。(写真をクリックすると拡大されます)
11月8日(日)晴
田辺から北に向かい、佐向谷に向かう狭い道に入る。道が狭く急カーブで傾斜も急なので前が見難い坂を下りてやっと登山口到着。登山口には鳥居が立ち、大きな案内図も立っている。岩がごろごろして思ったより歩きにくい道に入り、沢沿いの杉林を約20分歩くと竜星の辻と書いた標識が立っている。
佐向谷登山口の案内図 竜星の辻
 
ここから左の沢沿いに約30分登ると表参道出合に着く。地図を見て岩尾根の上かと思っていたが、そうではなくて樹林帯だ。修験坂と書いた階段を登ると分岐があり、右手は尾根で竜神宮(崎の堂経由)、直進は竜神宮(正面鳥居経由)と書いてある。初めてのことだから正面から行こう。
表参道出合 よく整備された表参道
 
よく整備された表参道を行くと、まもなく大きな鳥居が見えてくる。これが正面鳥居だろう。鳥居の脇の空地から田辺湾がよく見えるが、いつものことながら少しもやっている。
正面鳥居 鳥居脇から見る田辺湾
 
少し行くと龍神宮に着く。よく晴れた日曜だと言うのに人っ子一人いない。和歌山の山はどこへ行っても人が少ない。尾根沿いに進むと龍神山分岐があり、さらにしばらく行くと龍之山城跡と書いた看板が立っている。近くには内堀、外堀などの看板もある。
龍神宮 龍之山城跡
 
道は少し下りになり、八幡宮で行き止まり。狭い尾根の上に小さな鳥居と八幡宮が建っている。その先の岩場からも田辺湾がよく見え、逆方面には余りメジャーでない紀州の山々が広がっている。
八幡宮 八幡宮から見る田辺湾
 
三角点は八幡宮にあるため、竜神山の頂上はよく分からないまま竜神山分岐まで引き返し、竜星のコルへと向かう。この道は歩く人が少ないためかしだが生い茂り、路もはっきり見えないところがある。どんどん下っていくと岩の鎧をまとった三星山が正面に見えてくる。小さなピークを上り下りして竜星のコルに着く。
岩の鎧をまとった三星山 竜星のコル
 
コルからいきなり急登が始まる。少し視界の開けた場所から見ると岩また岩、こんなとこほんまに登れるんかいな。最初の関門はほぼ垂直な岩に垂れる1本のロープ。足場が全くない一枚岩で、どう考えても登れない。岩の横のブッシュに取り付き、やっと途中の傾斜もかなり緩くなって足場もあるところに出る。
岩また岩が続く ここまで登れば後はたやすい
 
この後も急登に次ぐ急登、岩の上に着くたびにゆっくり休憩して体力を取り戻す。傾斜が緩くなってきて、人の声が風に流れてくるとホッとする。竜星のコルから三星山まで40分と書いてあったが、1時間以上かけてやっと頂上に到着。中年夫婦の先客がおり、「どちらから登られたのですか?」と聞くと「西岡のコルから」とのこと。この二人は僕が頂上に着くのと入れ替わりに引き返して行った。
向かいに竜神山が見える 三星山頂上
 
頂上は南に岩が張り出しているがここから海は見えない。頂上標識のすぐ裏から北東のに広がる山々が見えるだけ。はるか遠くに見えるのは果無山脈か? <&lrm>食事を済ませて西岡のコルに向かう。一旦下ってからまた登りなおしたところが露岩になっていて、ここは眺めがよい。田辺の街も、向かいの竜神山もよく見える。ここで弁当を食えばよかった。
頂上から見る北東に続く山々 頂上横の露岩から見る田辺の街
 
西岡のコルへ下る道は余り険しくない。途中で登ってくる若者2名に会ったが、この緩い道を登るのが通常のルートなのだろう。西岡のコルから涸れた沢沿いに下っていくと竜星のコルへ続く路との分岐点があり、その先に竜星の辻、ここからは朝通った道を歩いて登山口に戻る。帰りの車から振り返ると岩をまとった山が見えていた。
竜神山、三星山は天然杵物のひき岩群に接しているので、ひき岩の奇観を期待していたが、今日のコースから見ることはできなかった。
西岡のコル 車から岩をまとった山を振り返る
 

年代順  ホームへ  
inserted by FC2 system