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１２月１３日（日）曇
山中渓の駅前からわんぱく王国に入る。前回来たときは５月だったので朝から子供の歓声が聞こえていたが、もう１２月なので恐竜の滑り台のあるところもしんとしている。ここを過ぎると急な登りになる。

わんぱく王国に入る	恐竜の滑り台

一旦谷へ下ってから再度上り返して四石山へ着く。この頂上は潅木が茂って関空があまりよく見えない。四石山から楠畑へ下る。前回はきれいな花が咲いていたが、今回はもう冬なので花はなし。

四石山山頂	楠畑の集落

楠畑を過ぎて山越えするところが少しややこしい。小さな谷沿いに入り、左手の急斜面を登ると峠のところに「和泉山系60KM縦走コース」と書いた看板が立っている。和泉葛城山から札立山までのコースだろうか。峠を下って泉南から岩出へ抜ける車道のガードをくぐって葛畑（ツヅラハタ）に向かう。

和泉山系60KM縦走コースと書いた看板	泉南岩出線を越える

葛畑の集落は道が狭く急斜面だのに車が多く離合に苦労している。この集落を抜けた日当たりのよいところで各自弁当を食べる。

葛畑の集落	集落を抜けたところで昼食

車も通るような坂道を登っていくと、根来から来る車道に出て右手には大きな電波塔が立っている。まずボンテン山（梵天山）の頂上に向かう。この頂上は何時来ても狭くて全く見晴らしもなく山の頂上とは思えない。

ボンテン山の電波塔	ボンテン山頂上

電波塔へ引き返し、この前を通って展望台に向かう。大きな展望台から見下ろすと、こちらのボンテン山から向かいのお菊山目指してうねうねした尾根筋が何本も延びており、何とも興味深い。今日はこの光景を見に来たようなものだ。お菊山系の向こうに関空方面もよく見えるが、今日は風が強くて寒い。

展望台から見るお菊山系	ゲートタワービルと関空連絡橋

ほぼ平坦な山道を進むとやがてササ峠へ下る分岐点がある。これを右へ尾根伝いに歩くが展望はない。小さな上り下りをいくつか越えるとササ峠から三峰山に向かう道に出る。

ササ峠への分岐点	ササ峠から来る道と合流

城ヶ峰まではなかなかの急坂で、落葉が積もっているので滑りやすく登りにくい。城ヶ峰は三峰山へ向かう道と犬鳴温泉にくだる道の分岐点になっているが、三峰山には向かわず犬鳴温泉に向かって下る。近畿自然歩道はうねうねと回り道をするので、道標のあるところから右手のビシャコ谷へ下る。

城ヶ峰	近畿自然歩道の看板

始めのうちは踏み跡があったがそのうちにはっきりしなくなり、水の流れる岩の上を伝ったり歩きにくい。やがて前方からカンッ、カンッ、と大きな音が聞こえてくる。重機が工事をしているようだ。鉄のはしごを下って工事現場に下り、もう暗くなった林道を犬鳴温泉目指して下る。

ビシャコ谷から林道へ出る地点	犬鳴温泉に下る道