丹生都比売神社から小都知ノ峰(和歌山)


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2010.03.14

03.14 丹生都比売神社8:40−9:25二ツ鳥居−9:40尾根取付き−9:55頂上10:20−10:40古峠−11:05丹生都比売神社

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3月14日(日)晴
世界遺産の丹生都比売神社(ニュウツヒメジンジャ)から小都知1ノ峰(オツチノミネ)を歩こうと思い、丹生都比売神社へ行った。ここのシンボルは何といっても赤い太鼓橋だ。神社にお参りして少し写真を撮ってから出発。
丹生都比売神社の太鼓橋 丹生都比売神社
 
神社の西側の道を南へ進む。有王丸の墓を過ぎて八町坂途中の院の墓まで行ってから、やはり西行堂を見ておこうと引き返す。
天野の里 西行堂
 
舗装してあった八町坂の道がいつの間にか落葉の積もる山道になり、途中に金剛童子杖の跡という標識が立ち横には平らな岩が埋まっている。しかしここには何の説明も書いてないので何かよく分からない。
八町坂 金剛童子杖の跡
 
やがて町石道に突き当たり、すぐ左手に鳥居が二ツ並んで立っている。これは弘法大師が建立したと書いてあるが、仏教も神道も同じだったのかなあ。横の東屋で地図を広げ、小都知ノ峰の尾根に入るところを確認する。
二ツ鳥居 二ツ鳥居の休憩小屋
 
すぐ上古沢への道が分岐する古峠に着くが、このあたりで町石道を歩く人々、10人近くと出会う。単独行の人は足が速く先に行き、女性交じりのパーティーはしゃべりながらゆっくり歩いている。百二十六町石のところで尾根とほぼ交わるようになるので、そこで町石道と分かれて尾根筋を登る。
古峠 百二十六町石
 
少し急坂の後、すぐ緩くなってまもなく小都知ノ峰の頂上に着く。木に囲まれているので見晴らしはないが、木立の隙間から天野の里が少し見えている。頂上の北尾根にも南尾根にも町石道と書いた矢印の標識が立っていて、どちらに下りても町石道に出会うようだ。時間は早いが弁当を食べる。
小都知1ノ峰の頂上 頂上の北にも南にも立つ町石道の道標
 
帰りは古峠から直接神社に下る道を行く。ガイドブックには急坂と書いてあり、ところどころ細いロープが張ってあるが、このロープに頼るほどではない。下りきったところに石造五輪卒塔婆群が立っていて、その横は丹生都比売神社である。神社から駐車場の間に小さな祠のようなものがあり、覗いてみるとこれも大念仏宝篋印塔と書いてあり、1416年に立てられた鎌倉時代の特徴をよく表していると書いてある。天野の里は本当に歴史が息づいていると感じられた。
石造五輪卒塔婆群 大念仏宝篋印塔
 

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