| ９月２６日（日）晴 |
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和歌山県の紀伊路をすべて歩くと、次は大阪府内の紀伊路も歩いてみようかという気になる。八軒屋船着場といえばまずはやはり天満橋から。
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天満橋すぐ隣の八軒屋船着場でしばらく船が来るのを待っていたが、なかなか来ないので上の道路に上がったとたんに船が着き、、あわてて写真を撮る。
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最初は窪津王子だが、これは誰に聞いても知らないという。近くを探し回って坐摩神社行宮という神社を見つけた。大阪府が出している熊野街道という地図を見ると坐摩神社行宮が窪津王子で、「碑なし」と書いてある。だから窪津王子では誰にも分からないわけだ。
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熊野街道は御祓筋と書いてあるので、近くで立ち話している人に「これは御祓筋ですか？」と聞いても「知らんなあ」という返事が返ってくるだけ。しかしそのうち「熊野街道」という道標が出てきたので間違いない。
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やはり「碑なし」の坂口王子のある南大江公園で左折し上宮中学前の狭い道を行くが、谷町筋を過ぎた西側に郡戸王子(碑なし）の高津宮があるので、そこに立ち寄ってみる。高津宮のある高台に上がると露店がいっぱい並んでいる。なぜか五代目桂分枝の碑と書いた石碑もあった。
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高津宮から元の道に戻り上汐公園から東に向かうが、その間にある道標。左手交差点の看板には左手が今里、直進方向は長居公園と書いてある。
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上宮学園の斜め向かいにあるマンションの入り口横に上宮之址と書いた石碑が建っている。これが上野王子跡だ。非常に狭くわかりにくい場所だが、とにかく余地がないのでしかたないのだろうなあ。
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また元の道に戻って天王寺署までは地図通りに歩くが、その先は四天王寺参道を歩いて四天王寺に入る。ここもすごい露店で、日曜のためか人もすごく多い。この一角の食事処で昼食を済ませる。
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天王寺の陸橋から通天閣がよく見える。天王寺は百貨店の建設工事とその向かいの再開発工事の最中。今に全く違う景色になるのだろう。
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松虫交差点付近？の道標を見ると「熊野街道」から「熊野かいどう」に表示が変っている。どうやら天王寺駅周辺から変わったようだ。
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松虫から斜め右に入る狭い道はきれいに手入れされた道で、阿倍清明神社にほぼ並ぶ形で阿倍王子がある。これが大阪府唯一の現存する王子社らしい。阿倍清明神社と同じく、中に入ってお参りしていく。
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やがて阪堺電鉄上町線の通りに出るが、この道は道幅が広い割に通る車が少なくてのんびり歩ける。
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姫松交差点を過ぎたころからまた狭い道に入り万代池の横を通る。大きな噴水も出ていてなかなかきれいなところだ。毎朝、散歩するのに気持ちがいいだろう。
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今日は住吉東駅までだが、すぐ近くの住吉大社に寄ってみる。名物の太鼓橋を渡ってから西側の住吉大社駅に行くまでに道標がないので少しうろうろさせられた。
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