4月20日(水)小雨後曇 |
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昨日やっと仏隆寺の千年桜が満開になったと聞き、さっそく出かけてみたが今日はとても寒い。3月の上旬から中旬の気候らしい。室生口大野駅で降り立つと小雨が降っている。今日の予報は雲は多いが次第に回復に向かうということで、雨の用意は一切なし。ノマさんの傘に入れてもらって出発。
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少し歩くと大野寺で、有名な枝垂桜はまだ予想以上に残っている。
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境内から向かいの磨崖仏がよく見えるが、かすかに頭部のあたりが分かるだけでどのような姿、形なのかよく分からない。
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赤い橋を渡って、広い道から東海自然歩道に入る。駅や大野寺ではストックを持った中高齢者が何人もいたのに、東海自然歩道に入ると今日は全く人の姿がない。杉やヒノキに囲まれ、石のごろごろした道を登っていくと門森峠に着き、室生寺まで1.8kmと書いてある。
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山から降り立つと「室生芸術の森」と書いた建物の敷地内で、門の隙間から外に出る。室生の里は桜が多く、あちこちで桜が咲いている。
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どこに室生寺があるのか分からないまま道なりに下っていくと赤い橋が見え、橋を渡った右手に女人高野室生寺と書いた門があり、その先に大本山室生寺と書いた仁王門があった。
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石段を登っていくと優美なたたずまいの弥勒堂がある。
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さらに石段を登ると以前に台風で倒木で壊され、建て直された五重塔が立っている。
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まず奥の院を往復する。この石段はとても長い。毎日奥の院へ参詣している人は足が強くなるだろうなあ。
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奥の院そのものは意外にあっけない。中に仏様があるわけではなし、高く上ったのに木が茂っていて見晴らしもよくない。
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下って金堂に立ち寄るがこの内部の仏様は素晴らしい。正面に釈迦如来像を挟んで薬師如来と文殊菩薩、さらにその外側に地蔵菩薩と十一面観音が祀られている。写真撮影は禁止なのでそのまま外に出る。室生寺の近辺には山菜料理屋などが立ち並ぶと書いてあったが、この季節外れの寒さの平日はどこも閉まっていて、角にある一軒の店だけが開いていた。とりあえずここに入って腹ごしらえ。
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次は西光寺から仏隆寺へ向かうが、道標がなく分かりにくい。里の人に何度も道を尋ねて西光寺へ行くと、枝垂桜が大きく枝を広げていた。
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これからいくらも行かないうちに腰折地蔵に着く。この辺り、仏隆寺からこちらへ向かう対向者の姿が多い。バスの時間を考えるとこうなるのかな。
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ゆるい登りが続き、舗装道路が地道に変わるところで峠を切り開く道路工事中。広い道は左のほうへ下っていくようだがちょうど峠のところに役行者の祠があり、右手に歩行者専用の道が藪の中に伸びていて道標には仏隆寺まで1.1kmと書いてある。
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少し下っていくとすぐ目の前が開け桜の巨木が見える。桜の木の上にあるお寺が仏隆寺らしく、100円払って入ってみたが色のついた幕を巡らした本堂があるだけ。 千年桜をいろんな方向から撮ってみるが、やはり東側斜面から見るのが一番良いようだ。
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