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杉林の中を下っていくとやがて前方が開け、民家も見えてくる。
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この辺りは一面茶畑になっている。
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広い道に出るところに道標があったが、予想通りそれ以後はほとんど道標がない。
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地図を見ながら細い道へ曲がり、しばらく行くと大きな地蔵が立っている。「この地蔵は町内最大級で肉が厚く浮き彫りされた立派なつくりである。」と説明があった。
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集落のはずれに、伝染病に苦しむ村人のため、自ら生き埋めとなって仏の救いを祈った、当地出身の浄保法師のためたてられたという浄保法師五輪塔がある
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さらにこの道を進んでいくと電柱に柳原観音千福寺と書いた看板が掛かっており。そこを入ると突当りに巡礼道引観音の石碑とその奥に観音様が祀ってあるような建物があったが説明は何もなく、電柱の看板以外に柳原観音という言葉も見当たらなかった。
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地図を見ていて、栃原のほうに向かうには川を渡らなければならないというイメージがあり、その川が宮川とばかり思っていたので宮川のほうへ曲がる道があると迷わず宮川の橋を渡ったが、それから地図をよく見ると宮川に注ぐ小さな川を渡るだけで、宮川を渡ると方向違いであることに気が付いた。まあ宮川を見に来たと思えばいいか。
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元に引返してやがて広い道から外れて下新田、上新田と続く旧街道に入る。この道はどこまでもまっすぐで、車も人も全く見えないいやになるような道である。
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やがて真っ直ぐな道も終わり、国道を越えてから栃原駅に向かう三叉路に着く。今日の熊野路はここまで、次回は「熊野古道・バカ曲り」と書いたほうへ進めばよい。ここから栃原駅に置いてある車で帰りの道に向かう。
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