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まもなく四社神社である。狭い入口には倭姫(ヤマトヒメ)縁の宮 四社神社と書かれていた。境内には菊の花の模様が浮き上がった菊花石が祀ってあり、天然記念物だがなぜできたのかは分かっていないらしい。
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牛峠は舗装された道をだらだら登っていくと、国道に出る手前に大きな石碑が立っていて「雲切れてなほ雪降らす牛峠 みね子」と「春寒の雪となりたる御杖村 弘通」の歌が彫りこんであった。牛峠の表示はない。
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国道を渡ると新しく広い道と昔ながらの道とに分かれており、左手の旧道を下っていくと丑峠子安地蔵尊と書いたまだ新しい看板があり、「昔から永年のお伊勢参りの街道で旅人の無事を見守るとともに当時地域で流行した悪病の犠牲になった子供たちの慰霊と健やかな成長を願って建立されたとの口伝があります」と書いてあった。
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佐田峠に特に表示はなく、首切地蔵が祀られていて向かいには「学の堂山」の登山口があった。バス停の表示で佐田峠だということが分かった。
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大洞山の姿を見ながらのんびりした道を行く。そのうち、敷津七不思議というものが次々並んでいて退屈はしないがどれもばかばかしい。この先に丸山公園という標識が見えてくる。
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台風12号の影響で道路は陥没し、車は通れなくなっていたが歩く分には影響がない。ちょうど様子を見に来た職員の方がおられ、いろいろ話を伺う。台風でだいぶ被害を受けたが、全山山桜で満開の時期はとてもきれいだという。ここの東屋で昼食にする。驚いたことにここの公衆便所は温水シャワートイレで、便座も暖かかった。 |
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丸山を下るとすぐに敷津七不思議の七番目、姫石がある。「倭姫命が女性病を祈られたところから姫石と言われるようななった」と記されている。
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下り道の途中に六部塚という標識が出ていたので杉林の中へ見に行ったが、コンクリートの碑が建っているだけで説明板は見当たらなかった。ここの下り道が今日最大の難所で、路上に水は流れており大小の石ころがごろごろして土のところはぬかるみ、かなり急な下り坂なので歩くのに難渋する。
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やっと下りきって、ここから伊勢だなあと思うとさっそく茶畑が現れた。伊勢には本当に茶畑が多い。
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