叡電紅葉トンネルと貴船山から貴船神社(京都)


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2011.11.25

11.25 二ノ瀬駅09:10−10:10大岩分岐ー10:55貴船山−11:40滝谷峠(昼食)12:05−12:55奥貴船橋−13:20貴船神社奥宮−13:50貴船神社−14:35貴船口駅

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11月25日(金)晴
叡電(叡山電鉄)の座席はどれも窓側を向いて外を眺めやすくなっているがすでに満席。しかたなく一番前に行ってみるがここもカメラを持った人たちで占拠されている。この隙間に入れてもらって紅葉が現れるのを待つ。市原を過ぎて二ノ瀬が近づくと本当に紅葉のトンネルになる。こういう場所は電車もゆっくり走ってくれる。しかしすぐ二ノ瀬駅でここで降りねばならない。
叡電から見る紅葉1 叡電から見る紅葉2
 
駅から下って、車の通らない川の手前を上流に向かって歩いていくと、やがて橋があって川向の道と合流し、案内板が立っている。滝谷峠に向かう二ノ瀬ユリ道は踏切を渡ってすぐ右に入る。この分かれ道に京都一周トレイル北山48の道標が立っていた。なぜ二ノ瀬ユリ道というのかとNETを調べたら、ユリ道とは丹波の方言で山腹の道を意味すると記されている。車が通れるような広い道を登っていくとすぐ50番のポールが立っていて、そこからだんだん数字が小さくなっていく。この40番のポ−ルは滝谷峠まであと4000mということ。
京都一周トレイルの道標 ユリ道に立つポール
 
道は尾根の右側をゆっくり上っていくとやがて大岩分岐。ここはユリ道が尾根の右を通っていて大岩方面が尾根の左に下り、夜泣峠は尾根沿いに下る。24番の分岐を過ぎると道標があって左は樋ノ水峠と書いてある。僕の地図には樋ノ水峠が載っていないが方角的に貴船山に行く道だろうと思って左に曲がる。ゆるい登りをどんどん行くと道は急に下りに変る。ここが樋ノ水峠か? 道標は何もないがここから右に矢印が貼ってある。赤いテープに導かれて右に登っていくとすぐ貴船山の頂上があった。手製の山名板と三角点がある。見晴らしはない。
大岩分岐 樋ノ水峠分岐
 
ゆるい登りをどんどん行くと道は急に下りに変る。ここが樋ノ水峠か? 道標は何もないが突当りに木に右に矢印が貼ってある。この矢印と赤いテープに導かれて右に登っていくとすぐ貴船山の頂上があった。手製の山名板と三角点がある。見晴らしはなく、特に高くなっているわけでもないのでうっかりすると見逃しそうだ。結局ここまでどこにも貴船山と書いた道標はなかった。
樋ノ水峠? 貴船山頂上
 
元の道を引き返すのもシャクなのでこのままユリ道に出る方法はないかと思い進行方向に下っていくと黄色いリボンが下がっている。踏み跡程度でよく分からず仕方なく引返そうかと思う頃にまたテープが見える。そのうちケルンが積んである場所に出た。こんなことをするのは登山客か観光客しかおらずこのケルンから道がかなりはっきりしてくる。しかしどこに行く道かは分からない。間もなく少し広い道に出る。ユリ道ならポールが立っているはずと思いながら歩いて行くと「滝谷峠 二ノ瀬駅」の道標があった。
ケルン 「滝谷峠 二ノ瀬駅」の道標
 
道標を過ぎて少しくと10番のポールが立っていた。滝谷峠にははっきりした道標があり、その向こうの尾根筋に人がいるのが見える。日が当たって暖かそうな感じで今いる人はちょうど食事を終えてこれから出発するところ。入れ替わりにここに座って食事を始めたが風が冷たく手が凍えてくる。これでは卵の殻もむけないので、途中で食事を止めて出発。
10番のポール 滝谷峠の道標
 
急な峠道を下っていくとすぐ地面から水が湧きだしちょろちょろと水が流れ始める。ここが貴船川の源流地帯だ。沢の中を歩いたり急な岩場を下ったりする間に水量は増えて小さな橋でこの沢を渡るようになる。
貴船川源流地帯 丸木橋
 
丸木橋を渡ると急な下り道も終わって歩きやすい道に変る。沢の水量もどんどん増えて川に変る。川の向こうにガードレールが見えるようになり、やがて橋のたもとでこの道と合流。これは芦生に行く道だ。芦生にはまだ行ったことがない。ここから平坦な舗装道路になるが、道路わきにちょうど腰かけるのによい丸太があり、ここで食事の続きを終える。
奥貴船橋合流点 この丸太で食事を終える
 
食事を終えて5分も歩けば紅葉がきれいな場所があり、車がたくさん停まっている。貴船神社奥宮の駐車場だ。奥宮は拝殿手前の舞台が工事中だった。社伝によると神武天皇の母が黄船に乗って淀川、鴨川、貴船川をさかのぼってこの地に上陸したという。この伝説にまつわる舟形石が本殿横にある。
奥宮駐車場の紅葉 貴船神社奥宮
 
料理屋が立ち並ぶ通りを下っていくと貴船神社。ここは下方から入って上方に抜ける人が多いが、僕は上から下って来たので人の流れと逆になる。鳥居をくぐって境内に上がると東屋のような休憩所があり、紅葉が見事である。
上方(出口?)の鳥居 境内休憩所から見る紅葉
 
この神社が絵馬の発祥の地だという説明を読んで本殿へ向かう。本殿の手前に水占みくじの場所があって観光客がみくじの紙を水に浮かべていた。ここから参道をゆるく下って車道に出る。
貴船神社本殿 参道入り口の鳥居の鳥居
 
ここから川沿いに歩いて駅まで下るが紅葉がとても美しい。駅舎も紅葉に囲まれていて、最初は駅だと気が付かなかった。
貴船川と紅葉 紅葉の道
 
駅に入るとプラットホームから見る紅葉がまたきれいだ。電車を待つのが苦にならない。
貴船口駅プラットホームから見る紅葉1 貴船口駅プラットホームから見る紅葉2
 
今度は帰りの紅葉トンネル。二ノ瀬駅までは初めて見る紅葉だ。電車はたびたびスピードを緩めてくれるが、吊皮も柱も何も持つところがないのでそのたびふらふらしながら写真を撮る。
帰りの叡電紅葉トンネル1 帰りの叡電紅葉トンネル2
 

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