5月24日(木)晴
管理棟と書いたところを右折れすると道路の右側がすぐ駐車場になっている。正面に登山口があり、時間を書いた地図も貼ってある。登り始めると驚いたことにここの登山口はナラ林。だいたい関西の山の登山口はどこも杉林等の植林帯なので、この自然林に囲まれた登山口が珍しい。
それほど急な上りと感じないうちに樹林帯を抜ける。もう達磨ヶ峰の頂上付近かと思っていると読みにくい標識が立っていて、たぶん達磨ヶ峰の肩と書いてあるのだろう。登りはまだ続きここからもう少し行ったところが頂上だ。標識は消えてしまって何も読めえないが三角点があるので間違いない。
それほど登った気はしないが下界はかなり下に見える。さらに進んでいくと前方にフトウヶ峰が見えてくる。そこから下りになって1回目の鞍部は杉が立ち枯れになっている異様な風景だった。
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達磨ヶ峰から見る下界 |
あれがフトウヶ峰 |
1回目の鞍部 |
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この鞍部をからヒノキ林を登り返し、次はいよいよ最低コルに向かって下る。このあたりは獣よけの網が何重にも張ってある。やはり鹿の食害がひどいのだろう。どんどん下っていくと最低コルと書いた標識が立っていた。
登りは大変かなと思っていたが、意外に早くフトウヶ峰の稜線に着いた。これから少し行くとフトウヶ峰の頂上があった。この辺に「天空の回廊」と書いた札が掛かっていたがまさにその通り、非常に気持ちのいい山歩きができる。頂上を越えて少し行くとフトウヶ峰分岐の標識があり、杉谷コースを登ってくると左からここに出るらしい。
少し下って樹林帯の中を歩くがすぐに抜けて、前方の段ヶ峰が徐々に近づいてくる。最後の坂を一段登ると段ヶ峰の頂上で標高の違う標識が2本立っていた。頂上には京都から来たという夫婦が居たが僕の写真を撮ってくれると直ぐに下っていった。今来た不当ヶ峰を振り返ると歩いてきたコースがよくわかる。
頂上の東は谷になっていて、その向こうにいくつも山が見えるがとてもモヤっていてはっきり見えない。千ヶ峰も東南東に見えるはずだがどれがそうかわからない。弁当を食べるときに正面に見える千町ヶ峰が大きく迫力のある姿をしている。
弁当を食べ終わって写真を何枚も撮ってから下る。まだ樹林帯に入らない頂上に近いところは下りもゆるく、樹林帯に入るとやや急な下りになってくる。峠のところに悠友山荘という建物が立っていて、土曜日は予約すると泊めてくれるそうだ。
ここから町道を下る。峠付近はきれいなアスファルトだがすぐ分岐点があり、アスファルト道は真っ直ぐ続いているがどうやら通行止になっているようだ。右手に地道の道路が続いているのでそちらを下る。前方にフトウヶ峰が見え、さらにその先に杉谷登山口がある。しかしこの谷の名前は倉谷になっている。1時間も歩けば駐車場に着くと思っていたのにもう1時間経っている。
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アスファルト道をそれて右に下る |
フトウヶ峰が見える |
杉谷登山口 |
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さらに重い足を引きずって行くとやっと別荘地が現れ、すぐ先に生野ゴルフ場の入口になる建物が見えてくる。グリーンは見えない。駐車した場所に曲がるところ、管理棟と書いた標識の少し右に段ヶ峰登山口書いた札も立っていた。今日の山歩きは快適だったが、その後の町道の歩きが思ったよりずっと長く、これで疲れた。
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別荘地が見えてくる |
ゴルフ場入口 |
駐車場に向かう角 |
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