4月17日(木)晴 |
朝7時頃に出発するつもりだったが、もっと早くしなさいと宿の人に言われ、5時半から朝食で6時過ぎに宿を出る。
しばらく歩くと野中の集落に入り、平坦な車道歩きで継桜王子、一方杉、とがの木茶屋、秀衡桜と続く。
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小広王子まで車道が続くが、岩上峠に向かう道はまた険しい山道になる。
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岩神峠にある岩神王子跡。案内板には「標高655mの岩神峠が中辺路ではもっとも険しいとされている」と記されている。
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三越峠手前の湯川王子跡付近で、先発された同宿のご夫婦に追いつく。三越峠には休憩所があり、車の通らない広い道に面して気持ちのいい場所なので、時間は早いがここで昼食にする。
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三越峠を下りきると猪之鼻王子跡があり、杉の根元に苔むした小さな石仏が安置されている。
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発心門王子跡を過ぎると後は下りで険しい道もなく、本宮が近づいた感じになる。しかし前半は完備していた熊野古道の標識がこのあたりから数少なくなり、次の王子跡までの距離も表示されなくなる。
伏拝王子跡から祓殿王子跡に続く杉林の中で2、3組の軽装の歩行者と対向する。熊野古道の雰囲気を味わいに来た観光客だろう。
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やっと本宮大社に到着。こちらはまだ大日越えが残っているが、今日の後半ほぼ一緒に歩いたご夫婦はここからバスで川湯温泉に向かうそうだ。うらやましい。
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本宮大社から後は「熊野古道」という案内板がなくなる。本宮で道を尋ねてこの旧社地「おおゆのはら」まで来るが、スタンプ場も見あたらないし、湯峰王子に行く道も分からない。地元の人に聞いてもあまりはっきりしない。
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何度も道を尋ねて大日越えの道に入るが、月見丘神社に突き当たり、左右どちらに行くか迷う。鼻欠け地蔵の案内板はあるが、湯峰王子の案内板は見あたらない。峠を越えて湯峰王子跡に着いたときはほっとする。すぐ下に湯の峰温泉街が見える。
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宿に着くと真っ先に「つぼ湯」に入りに行く。260円で入浴券を買い、運良く一人待ちで入る。河原の小屋に、狭い岩つぼのような湯船があり、白く濁ったお湯が入っている。どこから温泉が出てきているのか分からない。
明日はゆっくりできるのだが、疲れているので8時前には寝てしまう。
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