5月12日(土)晴 |
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前回は海南市の線路に出てからショートカットしてしまったが、駅から前回の分岐点までが結構ややこしい。しかしその後は民家に「熊野古道」と記した提灯が下がっているので迷う心配はない。祓戸王子で山中に入り、また引き返して古道を行くと大きな藤代神社がある。
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民家が途切れた後は藤代峠までほぼ一本道。みかん畑の途中で振り返ると海南の石油コンビナートがすぐのところに見えて興ざめ。藤代坂の途中には1丁毎に丁石地蔵が祀られている。
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峠の塔下王子の横に立派な休憩所があるが、鍵が掛かっていて入れない。どういうときに鍵を開けてくれるのだろう。また御所の芝が熊野第一の美景と書いてあるのに、標識がなくて御所の芝が分からない。近くに民家で聞こうと思って玄関の釦を押すがどこも返事がない。やっと一人出てきてくれてトイレの横を行くと教えてくれた。まさか通路があるとは思えないようなところで、ここは標識が必要だ。
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下りは蛇行する車道をショートカットする形で熊野古道がついており、あまり人が歩いた形跡はない。ミカン畑の作業用通路のようなところを下って橘本王子に入るところが分からず人に聞く。ここから拝ノ峠までは分かりやすい。山路王子神社には泣き相撲の土俵があり、この前に一壺王子が祀ってある。この後、途中のみかん畑に入って昼食。
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拝ノ峠は海は遠いが、御所の芝から見るより景色はよいと思うが、人それぞれか。
ここからの下りも車道をショートカットする形で熊野古道がついているが、標識の立て方が悪くやや分かりにくい。
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これから少し下ったところに蕪坂王子がある。今回のルートの王子は前2回と違って、どれも割に広い場所に祀られており、分かりやすい。
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これからまだまだ下りが続き眼下に有田川が見えるが、あそこまで下っていかねばならない。
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最後が山口王子。この王子社は比較的最近移設されたものらしいが、横に小公園もあり広々した場所でこの付近では王子社が大切にされている感じを受ける。
全体的に前2回よりルートは分かりやすかったが、やはり峠の登りが意外に急でこれまでより疲れている。時間に余裕があれば湯浅まで歩くつもりだったが、暑いし足はだるいし、紀伊宮原から引き返す。
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