1月10日(木)晴 |
紀伊路の最終回は非常に距離が短い。天気予報ではとても寒いようなことを言っていたので毛糸の帽子や厚手のジャンパーを着てきたが、予想に反して風も弱く少し歩くと暑くなる。 |
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南部駅から南部高校の前を通ってまず鹿島神社に参拝。
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その後、国道に並行した広い道を歩くと、右手に国道を隔てて国民宿舎が見える。いかにも眺めはよさそうで、温泉だから一度行ってみてもいい。
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国道と並行した道は長く続き、井原隧道というトンネルを抜けると、近西国三十三箇所の二十八番という伊原観音がある。
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このすぐ近くに芳養大神社があり、この中に芳養王子が祀られている。
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牛の鼻を過ぎて熊野古道はまっすぐ田辺市内に入るが、日本のナショナルトラスト第一号の天神崎があるので、そちらを回ることにする。海岸線の遊歩道を歩いただけなので珍しい植物も多いという半島の山間部は見ていないが、沖合いにずっと広がる岩礁群を見るだけで来た甲斐があったと感じる。ずっと沖合いの岩の上にも人がいるが、満潮になると帰れなくなるのだろうな。
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我々も適当な岩礁の上で昼飯とする。
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天神崎を回り終えて街中に戻ってくると間もなく出立王子がるが、道標が全くないので町の人に道を聞きながら行く。紀伊路の王子はこれが最後、あとは田辺市で有名な高山寺をお参りして帰る。
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高山寺の場所もあまりはっきり分からなかったが、左手に立派な山門が見えるので近くをよく見ると「高山寺」の表示があった。
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山門からかなりの石段を登り高台に出るとなかなか立派なお寺でここも訪問する甲斐がある。
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今日は田辺駅についてもまだ2時前。これで和歌山県内の紀伊路を7日間かけて、1年がかりでやっと踏破した。
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