熊野古道・小辺路2 伯母子峠越(大股〜三浦口)

2010/04/17 小辺路1 水ヶ峰越(高野山〜大股)へ
2010/04/18 小辺路2 伯母子峠越(大股〜三浦口)へ
2010/04/19 小辺路3 三浦峠越(三浦口〜十津川温泉)へ
2010/04/20 小辺路4 三浦峠越(三浦口〜熊野本宮大社)へ

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10.04.18

04.18 三浦口8:05−10:45伯母子岳−11:20伯母子峠11:45−12:35上西家跡−15:25三田橋口−15:40辻家

(写真をクリックすると拡大されます)
4月18日(日)晴
大股の出発点 朝は宿の主人に、倉さんと一緒に大股まで車で送ってもらう。倉さんは今夜の宿が取れていないというが、この谷間は携帯が通じない。僕が泊まる予定の宿が一人ぐらい余計に泊まれるだろうということで一緒に歩く。
丁度観光バスで来た団体が出発したばかりなので、しばらくしてから出発。
萱小屋 大股の橋を渡るとまだ集落の中からとても急な坂道になる。すぐ杉や桧の植林帯になって下は見えないが、急な登り坂を上っていくと1時間弱で、かつて茶屋があったという萱小屋に着く。団体の連中も休憩していたが、我々より先に出発していった。
桧峠 萱小屋から先は時々緩い坂道も現れ、やがて桧峠という道標が出てきたが,あまり峠という感じはしない。
伯母子岳の交差点 やがて直進すれば伯母子岳、左に行けば伯母子峠、右に行けば護摩壇山という交差点がある。前を行く団体がガイドの説明を聞いているのか、休憩しているのか知らないが全員立ち止まっていたので、横を通って伯母子岳に直登するコースをとる。
伯母子岳の交差点 20分の登りで頂上に到着。今日は日曜なので古道歩きに関係のない人たちも大勢登ってきている。まだ時間は早いが、弁当を食べている人が多い。ところでこの山頂でも携帯は圏外だった。
シダの大群落
快晴で、まさに360度の眺望だが、南から西にかけての眺めがよい。
写真を撮ったり、休憩したりしているうちに後から登ってきた団体は5分ほど立ち止まっただけで下っていった。
 
伯母子峠の小屋 尾根伝いに東へ下るとやがて小屋が見えてきて伯母子峠に着く。
先に下りた団体が弁当を食べており、我々もここで昼食にする。
上西家跡 十津川村三田谷12kmと書いた道標を見て下りに掛かる。約1時間歩くと石垣に囲まれた平地があり、かつて旅籠をしていたと思われる上西家跡という案内板が立っている。。
水ヶ元茶屋跡 さらに1時間ほど歩くと水ヶ元茶屋跡と書かれた場所があった。熊野詣が盛んな頃はこんな山の中にもあちこち旅籠や茶屋があったわけだが、今からは想像するのが難しい。
石畳 昔の石畳の道が杉林の中をずっと続いている。
三田谷橋 何とも思わす歩いてきたが、すぐ下にバス道が見える頃になって急にヒザに力が入らなくなる。後つづら折れの急坂50mほどという地点から、情けないが荷物を同行の倉さんに引っ張り下ろしてもらった。下ったところが丁度橋のたもとで、この橋を三田谷橋という。先行していた団体さんは今日これから大阪に帰るそうだ。
トンネル 橋を渡って川沿いに少し歩くと、今回の小辺路歩きで初めてのトンネルが現れる。
辻家住宅 トンネルを出てすぐ右の坂道を下ったところに文化財の辻家住宅があり、これが今日の宿だ。幸い倉さんも一緒に泊まることができた。

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