4月20日(火)雨
|
|
朝から雨。TVによると近畿南部は昼ごろ強く降るといっているが思い切って出発。柳本橋を渡って右手の林道に入るとまもなく果無峠登山口の標識が立っている。
|
|
少し登るとベンチがおいてあり、よい眺めが見えるのだろうが、今日はすべてガスの中。
|
|
30分あまり登ると果無集落だろう、民家が見えてくる。
|
|
石畳の道に標識が立っていて、西国三十三観音のうち最後の3つはこの道にないらしい。
|
|
そのうち、このルートにある最初の観音、第三十番観音が現れた。
|
|
集落があるところには林道が延びてきているので、この林道の交点にまた果無峠登山口の標識が立っている。
|
|
湧水も何もなく、雨水だけが頼りの水田をこの少し上にあった山口茶屋の住人が作っていたと書いてある。
|
|
小屋が見えてくる。もう頂上かと思ったら観音堂とその向かいは資材置き場の小屋だった。土間でもあれば中に入って少し休憩できるのだが、雨戸を開けてみると床がいっぱいに張り巡らしてあり、衣装缶のような容器が一面に並べられていた。
|
|
観音堂のすぐ近くに二十番観音が立っている。
|
|
やっと果無峠に着くが、雨は小ぶりにならず、雨宿りする場所もないのですぐ下りにかかる。
|
|
「雨の中の登山もまた風情があっていいものだ」という人もいるが、僕は雨の中の登山は大嫌い。こんなガスの杉林より、青空のほうがどれだけ気持ちがよいか。
|
|
レンズがぬれないように気をつけていたが、やはり無理。とうとう写真もぼやけてきてしまった。
|
|
もう民家の屋根も見える頃、1軒の建物があり、またお堂か資材置き場かと思ってぐるっと回ってみたら濡れていない縁側のある廃屋だった。これはありがたい。やっとリュックを下ろして水を飲み、昼食にした。
|
|
このすぐ下はもうバス道になっていて、ここから先は平地歩き。道の駅の前を通りバス道を歩いていくと古道の標識があって、右手の林道を登っていく。上りきったところが三軒茶屋跡で中辺路と合流。ここに立っていた標識には高野山まで約78kmと書いてあった。
|
|
ここから先は歩いたことのある道。ほぼ平地と思っていたが、意外と階段の多い起伏のある道だった。やっと本宮に着いて小辺路は終了。結局最後まで雨は上がらず、写真はもうメチャメチャ。
|