大台ケ原・大杉谷(奈良、三重)

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1972.10.08〜10.10
同行者 H., O., T.

10.08 

阿倍野 7.45(電車)8.50 大和上市 9.10(バス)11.50 山上 12.40 −13.35 正木原13.50−14.20 牛石原 14.50−15.00 大蛇ぐら16.05−16.30 大台ハウス

10.09 

起床 7.00 出発 8.45−9.20 日出ガ岳9.50−11.15 堂倉小屋12.50−15.40 桃の木小屋

10.10 

起床 5.00 出発 6.50−9.20 河原(食事)10.25−11.40 発電所−11.50  乗船場 13.20(船)14.00 大杉15.00 (バス)16.50 松阪 17.00(電車)19.20 なんば


10月8日(日)晴後曇
近鉄特急の乗客は9割以上が大台へ行くものと見えて大峰登山口の下市ではほとんど降りる者がいない。バスに乗り換え、どんどん登って行くとさすがは吉野の国、車窓に見えるのは杉林ばかり。
マイカーが非常に多く道路工事現場などでは都会並みの渋滞が起きる。有料道路の料金ゲートを過ぎると完全舗装に変わるが、道路の谷側は土砂が流れて木が枯れたままになっている所があちこちに見当たる。
終点はだだっ広い駐車場で、マイカーがびっしりと詰めかけており、とても山の上とは思えない。しかもスピーカーが大声で何かをわめいており、うるさくてやりきれない。
下車後、目の前にある宿泊案内所に入り、今宵の宿を求める。通されたぼろ部屋に荷物を放りこみ、食堂で昼食をとってから山上散策に出発。
日出が岳に行くかどうかでややもめかけたが、結局4人とも同じコースで日出が岳は省略する。紅葉が非常にきれいで、モミジ谷上流では車で来た連中が大きな鍋と酒を持ちこんでスキヤキの最中。
「しなの木」「うらじろもみ」などの札がごくたまに木に付けてあるが、ほとんどが名札なしで少し不親切な気もする。
尾鷲辻から正木原へ向かう。大台では代表的な、写真でよく見慣れた風景であるが、笹原に置かれた白い大きなオブジェはまさに芸術品だ。
牛石原に向かう途中にも、何か名前を付けてもいいような気持ち良さそうな地点がいくつかある。イトザサの背丈がぐんと短くなると牛石原である。
ここにある神武天皇の銅像はどういういわれがあるのか説明がないので全くわからない。弘法大師がお化けをとじ込めたという牛石は、どう見てもあまり牛の姿には見えない。
夜は星がきれいで天の川、アンドロメダ星雲などがよく見える。しかしジャコビニ流星雨が現れる11時過にはガスがかかり、時々星が姿を見せるがすぐガスでかくれてしまう。駐車場でシュラフにもぐり込み、上を向いて、寒いのを我慢して1時までがんばったが、ついに流星雨は見られずじまい。
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正木ヶ原
正木ヶ原
 
河原
大台ヶ原の河原
 
日出ヶ岳登りの杉林
日出ヶ岳登りの杉林
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