鳳凰三山(2日目)(長野)

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2008.07.23
同行者 T.Tさん

07.23 夜叉人峠登山口5:55−7:00夜叉人峠−10:10苺平−10:50南御室小屋11:25−13:15薬師岳小屋
07.24 薬師岳小屋5:55−6:05薬師岳−6:40観音岳7:00−8:15地蔵岳オベリスク8:309:05鳳凰小屋−10.25燕頭山−11:00旭岳頂上(猿田彦神社)―13:00御座石鉱泉

(写真をクリックすると拡大されます)
7月24日(木)晴
朝は快晴。隣で寝ていたTさんにご来光を撮りに行こうと3時過ぎに起こされたが、一人で行ってくれと言ってもう少し寝かせてもらう。起きてから昨日雲が晴れるのを待っていた場所に行って見ると、白峰三山どころかずっと南の荒川岳方面まできれいに見える。
白峰三山からまだずっと南に延びる尾根
 
食事を終えて薬師岳に登り始めると富士山が見えてくる。ゆっくり写真を撮りながら小屋から10分で頂上だから、ほんのすぐのところだ。
薬師岳から見る富士山 薬師岳頂上
 
前方には八ヶ岳が雲海に浮かんでいる。こんなところでのんびりしていたいが、まだ目の前には観音岳が控えているので、写真もほどほどにして観音岳に向かう。
雲海に浮かぶ八ヶ岳 鳳凰山の主峰、観音岳
 
観音岳へ行く途中の岩場にタカネビランジが咲いている。この後も時々見たが、どれもあまり大きな群落ではなく、小群落が時々ある程度で思ったより少なかった。観音岳頂上には山梨百名山と書いた標柱が立っており、どこにも日本百名山とは書いてなかった。
タカネビランジ 山梨百名山と書かれた観音岳山名標柱
 
ここまで来ると甲斐駒ヶ岳と地蔵岳のオベリスクがよく見える。左手には女性的な仙丈岳の南に北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山がすっきり見えている。
甲斐駒ヶ岳(左)と地蔵岳オベリスク(右) 白根三山
 
観音岳から赤抜沢の頭に続く稜線を歩いていると次第にオベリスクが近づいてくる。右に大きく回りこんで林を抜けるとオベリスクの真下に出るが、どうやらこのあたりを賽の河原というようだ。オベリスクに登るにはロープやハーネスが必要だろうし、元からこの上に登るつもりはない。しかしまあ見事に岩が組みあがったものだ。
次第に近づくオベリスク やっとオベリスクに到着
 
オベリスクの横にはたくさんの石地蔵が並んでいる。そして振り返ると観音岳が見えている。
オベリスク基部の石地蔵 賽の河原から見る観音岳
 
下りが富士山の砂走りに似た感じで、登るのは大変だろう。思っていたより長く歩いて鳳凰小屋に到着。最初はドンドコ沢を下る予定だったが、小屋のご主人の「尾根コースのほうが楽で早く下に着く」と言う一言で御座石鉱泉コースに変更。いつまで歩いても下りにならない道を歩いていると燕頭山と書いてある場所に出る。
鳳凰小屋 燕頭山
 
燕頭山を過ぎると急な下りが始まる。途中に旭頂上と書いた石碑と猿田彦大神と書いた石碑が並んで立っている場所があり、この横には祠も祀ってある。石空川渓谷への分岐点を過ぎるとさらに少し上り、それからまた急な下りが続く。やっと御座石鉱泉に着くと何てことだ、バスは土日月しかない。タクシーを呼んでもなかなか来ないという話。先に下ったTさんが「宿の風呂に入ったら途中まで車で送ってやる」という話をまとめ、1400円という高い風呂に入る。露天も何もない愛想のない風呂だ。
旭頂上と猿田彦大神の石碑 御座石鉱泉の風呂
 
この後、5000円で宿の車で途中まで送ってもらい、待っていたタクシーに乗り換えて芦安の駐車場へ車を取りに行く。
鳳凰小屋から御座石鉱泉のコースは登りも下りも登山客には1人も出会わなかった。

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