11月4日(木)晴 |
前日に補陀洛山寺の駐車場に車を置き、夜が明け切らぬうちに出発。
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浜の宮王子跡は看板だけで大木の陰が子供らの遊び場になっており、そのすぐ脇に世界遺産に登録された補陀洛山寺がある。
出発するときはまだ暗いため、この写真は翌日の午後撮ったもの。
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しばらくバス道を歩いた後集落の中を行くと市野々王子跡があり、さらにまっすぐ行くと大門坂登り口に着く。
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大門坂登り口近くにある熊野九十九王子社の最後の王子社。多富気王子と書いてタフケオウジと読む。
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大門坂は両側に杉が鬱そうと茂る石段で、途中一個所右手に那智の滝が見える場所がある。まだ少し薄暗く、手持ちの望遠写真を狙ったが手ぶれで失敗した。
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那智大社は巫女さんが一人一人柏手を打ってお参りし、これから仕事場に着くところであった。この巫女さんに大雲取越えに入る道を聞いたが全然分からず。
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青岸渡寺から那智の滝を見る。この景色を見た後、大門坂をずっと急にしたような石段の道になり、那智高原まで登る。
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那智高原で広々するが、すぐにまたすぐ林の中に入りまだ急な登りが続く。
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舟見峠のわずか手前、通路から少し逸れた眺めのよい場所に休憩舎が立てられている。左手の湾が那智湾、その右が勝浦温泉、右手の山は妙法山でその左遠方が太地方面。
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長くて緩い下り坂を歩いて沢を渡ると地蔵茶屋跡の休憩所があり、そこで昼食にする。先客の女性は札幌、男性二名は九州、となかなか全国的だ。
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地蔵茶屋跡からすぐに急な登りが始まる。越前峠までが一番の難所である。
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越前峠を過ぎると胴切坂という急な下りが始まる。この下り坂の所々に苔むしたお地蔵さんがある。
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だいぶ下ったところに、熊野の神々が談笑したという苔むした大きな丸い岩がある。円座石と書いてあるが「わろうだいし」と読み円形の座布団だそうだ。横には梵字が書かれている。
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今日のコースは予想外にきついコースで、今日歩いた人は皆、越前峠の急な下りでかなり参った様子である。小口自然の家は小学校を改造した建物で、部屋は個室になっており、トイレも風呂も清潔な宿だった。
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