4月19日(木)晴 |
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まず食文化会館で出発前の用意をしてからいづみ町商店街へ向かう。狭いいづみ町の商店街に入るとまもなく前方に鯖街道 起点と書いた幟があり。その下に鯖街道資料館があるがとても狭い。その先に鯖街道起点のプレートがある。 |
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商店街の中ほどに魚屋があり、キスやカレイの干物がたくさん店先にぶら下がっている。何といっても目を引くのはサバを丸々1本焼いたものがたくさん並んでいることだ。商店街を抜けると急に広い道になり、ここから眺めると今の商店街も賑わっていたのは魚屋の前だけで、ガランとした寂しい商店街だ。 |
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2車線に歩道のついた道を歩いていくと立派な建物の市役所の前を通り、まもなく「みなみかわ」と書いた橋を渡る。その先に道の駅の道標が見えてくる。さらにその先では舞鶴若狭自動車道のガードをくぐるようになっている。 |
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道の駅に立ち寄って弁当を食べる。小さな道の駅と聞かされていたがそんなことはない。広い休憩所もあり、文句はない。周辺が田畑なので今はやりの農産物直売所はない。最近の道の駅は、農産物の直売所だけが目的でドライバーの休憩所のないところが多いので、それよりよほどしっかりした道の駅になっている。 |
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道の駅の前の道路が国道17号かと思っていたが、この先で右折れして国道17号に出会う。しばらく国道沿いに歩いた後右手の道に入る。この道の右手は山に続く草むらで、ここにイカリソウがたくさある。白いイカリソウとピンクのイカリソウが同じ場所に咲いているのは珍しい。 |
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そうこうしているうちに若狭姫神社に出る。この上1.5qのところに若狭彦神社があり、上が上社、ここは下社と言われている。拝殿の横には大きな千年杉があって御神木になっており、境内には御神水という名水も出ている。 |
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この神社を出て少し行くと絶対に読めない遠敷橋を渡る。オニュウバシと言い、下の川を遠敷川と書いてオニュウガワという。この辺り旧街道らしい通りが続く。 |
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まもなく左手の杉の生えた小山が古墳だそうだ。下船塚古墳である。若狭には17基の前方後円墳が確認されているといい、これはその一つ。30m南には上船塚古墳があるらしい。この下船塚古墳に登ってみると最頂部が2m以上に渡って大きくえぐられていて、盗掘跡らしい。 |
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街道を歩いていると桜に度々出会う。大阪の桜はもうほとんど散ってしまったが、ここはまだ満開かほんの散り染めでまだまだ美しい。左手遠くには残雪の若狭の山が見える。 |
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国道から左にそれて右へ曲がってまっすぐ行くと鳥居があり、瓜割の滝の看板が見えてくる。右手に天徳寺、左手には桜などが見えるがまっすぐ行くと突当りが瓜割ノ滝だ。大きな滝ではなく、名水が流れ落ちているということで大きなポリビンを持った人が何本も汲んでいる。瓜割の滝は日本名水百選にも選ばれている。 |
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この辺りは瓜割名水公園として整備されており、石仏四国八十八ヶ所や馬頭観世音なども祀られており、ここだけで十分楽しめるようになっている。入口近くの駐車場からは雪の残る三十三間山が見えていた。 |
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